イタリアのプログレッシヴ・パワー・メタル・バンド、Athena XIX。その結成は91年にまでさかのぼる。当時のバンド名はAthena。ヴォーカリストの座を務めたのは、のちにRhapsody of FireやLabyrinth等で大活躍することになるファビオ・リオーネである。93年にデモを一本発表した後、ファビオは脱退してしまうが、95年に『Inside, the Moon』でアルバム・デビューを果たす。98年には再びファビオをヴォーカリストに迎え、セカンド・アルバム『A New Religion?』をリリース。本作は最強のイタリアン・パワー・メタルの一枚として、世界中のファンから大歓迎された名盤である。だが、その後ファビオはまたまた脱退。バンドは01年にサード・アルバム『Twilight of Days』を発表するも、翌02年に解散。Athenaはイタリアン・パワー・メタルの伝説となってしまった。
だが、そんな彼らは19年に復活。この度Athena XIXとして、そして再びファビオをヴォーカリストに迎え、23年ぶりのニュー・アルバムをリリースする!『Everflow Part 1: Frames Of Humanity』と題された本作について、ファビオは「みんなが驚愕するに違いない」と、大きな自信を覗かせる。スラッシュ・メタル、パワー・メタル、プログレッシヴ・メタルを混ぜ合わせ、エレクトロニックな要素をプラスしたそのスタイルは、23年の時を経てますますパワーアップ。実に力強く、そして深いコンセプト・アルバムに仕上がっている。ファビオの歌唱力については、改めて触れるまでもないだろう。Symphony XやKamelot、Dream Theater, Queensrÿche、Fates Warningあたりのファンならば必聴のアルバムだ!
・ヴォーカルはRhapsody of Fire、Labyrinth等で知られるファビオ・リオーネ。
・23年ぶりのニュー・アルバム。
・98年のセカンド・アルバム『A New Religion?』は、イタリアン・パワー・メタル界最強の一枚とされる名盤。
【メンバー】
ファビオ・リオーネ (ヴォーカル)
シモーネ・ペレグリーニ (ギター)
アレッシオ・サベッラ (ベース)
ガブリエレ・グイディ (キーボード)
マッテオ・アモローゾ (ドラムス)
【CD収録曲】
01. フレイムス・オブ・ヒューマニティ
02. レガシー・オブ・ザ・ワールド
03. ザ・デイ・ウィ・オブスキュアード・ザ・サン
04. ザ・シード
05. アイ・ウィッシュ (feat. ロイ・カーン)
06. ザ・カルム・ビフォー・ザ・ストーム
07. ホワット・ユー・モスト・ディザイア
08. ザ・コンシェンス・オブ・エヴリシング
09. ホエア・イノセンス・ディサピアーズ
10. アイドル・マインド
11. シンクロライフ
12. インセプション
13. ザ・ディパーチャー
【CD】【2024/10/25】