スウェーデンのオール・フィーメイル・メロディック・デス・メタル・バンド、Frantic Amber。もともとは08年、ギタリストのMary Siebeckeによるプロジェクトとしてスタート。(Maryは18年に脱退。)10年にヴォーカルのElizabeth Andrewsと日本人ギタリストのMio Jägerが加わったことで、本格的にバンドとしてスタートした。いくつかのシングルを発表した後、15年に『Burning Insight』でアルバム・デビュー。19年にはセカンド・アルバム『Bellatrix』をリリース。ツアーを重ねることで、大きな人気を博していった。ここ日本にもやって来たことがあるので、そのステージを目撃した方も少なくないことだろう。
そんな彼女たちが、6年ぶりとなる待望のニュー・アルバムをリリースする。Frantic Amberのスタイルは、メロディック・デス・メタルにスラッシュやブラック、プログレッシヴ、正統派ヘヴィメタル、そしてシンフォニックな要素を加えたもの。演奏も非常にタイトでテクニカル。Elizabethのパワフルなヴォーカルも、言われなければ女性とはわからないだろう。『Death Becomes Her』と題された本作でも、彼女たちの魅力が十二分に発揮されている。メロディック・デス・メタル好きはもちろん、北欧メタル好きにもたまらない、メロディックさとブルータリティが見事に両立した傑作!
・スウェーデンのオール女性メロディック・デス・メタル・バンド
・ギタリストは日本人
【メンバー】
ミオ・イェーガー (ギター)
エリザベス・アンドリュース (ヴォーカル)
マデレーン・グルベリ・フースベリ (ベース)
ローラ・ヘルナンデス (ドラムス)
【CD収録曲】
01. エル・オルファナート (イントロ)
02. ブラッドバス
03. ブラック・ウィドウ
04. デス・ビカムズ・ハー
05. ヘルズ・ベル
06. エンジェル・メーカー
07. ジョリー・ジェーン
08. ゴア・キャンディー
09. ザ・ブッチャーレス
10. イン・ザ・ガーデン・オブ・ボーンズ
11. エピタフィウム (アウトロ)
【CD】【2025/04/04】