1991年ダニ・フィルス(Vo)を中心に、イギリスのサフォークで結成されたクレイドル・オヴ・フィルスは、ブラック・メタルを背景に、ゴシック・メタル、シンフォニック・メタル、その他の音楽ジャンルを融合し、ダニ・フィルスのゴシック文学、神話、ホラー映画からの影響を独自の世界観でプロデュースしたエクストリーム・メタル・バンド。近年では、ブリング・ミー・ザ・ホライズンのアルバム『アモ』に収録されている「ワンダフル・ライフfeat.ダニ・フィルス」での共演や、2022年年末にエド・シーランとのコラボレーション(現在未発表)に取り組んでいたことも発表している。また、バンドのTシャツ等のマーチャンダイズは、ファッション・アイコンとしても数々の著名人から愛されるデザインで、様々な角度から後世に影響を与えているバンドである。そんな彼らのナパーム・レコーズに移籍した、第一弾となる作品は、2曲の新曲を収録かつ、世界各地で行われたライヴ音源を収録した2枚組アルバム。
ライヴ作品としては4作目となる今回は、初期のミュージック・フォー・ネイションズ時代から、ソニー、ロードランナー、ピースヴィル、ニュークリアー・ブラスト時代のMVになったバンドの代表曲を中心に、選び抜かれた音源を収録。また、特に日本での人気も高い『鬼女と野獣』から3曲収録し、まさに歴史を壮観できる豪華なベスト・アルバム的作品となる2枚組アルバム。
さらに日本盤ボーナス・トラックには、2018年に単独来日した東京公演と大阪公演のライヴ音源の合計2曲を追加したスペシャルな内容。
【CD】【2023/4/26】