フランシス・ダナリーが5年振りニュー・アルバムをリリース。
テクニカルな演奏力と独自のポップ・センスで80年代のプログレッシヴ・ロック・シーンで高い評価を得たイット・バイツ。
そのフロント・マンでありギタリストのフランシス・ダナリーは1990年にバンド脱退、以後SSWとしてソロ活動を展開する。
2016年にはイット・バイツ時代の楽曲をセルフ・カヴァーしたアルバム『Vampires』をリリース、そして27年振りの来日公演を行い、アーティストとしての健在ぶりを見せる。
コロナ禍でホーム・スタジオでのレコーディングを行い、〈希望〉〈深淵〉そして〈新世界〉という3つのコンセプトの3枚のアルバムで構成された大作である。
フランシス・ダナリーならではの独特なメロディー・センスが全編で発揮され、アコースティック・ギターをメインに歌い上げると同時にフランシス・ダナリーならではのエレクトリック・ギター・ソロとイット・バイツを想わせるキーボード・サウンド、そしてリリカルな歌詞が包み込む作品で構成されており、改めてSSWとしての彼の才能を再認識させる作品である。
ちなみにアルバム・タイトルとなった〈The Big Purple Castle〉はペンシルベニア州フィラデルフィアにある自宅のホーム・スタジオの名称である。
輸入盤国内仕様 〈解説付〉
【CD】【2022/3/25】