テンペランスはイタリアのパワー・メタル・バンド。13年に結成され、14年には早くもバンド名を冠したデビュー・アルバムを、スカーレット・レコードからリリース。その後『Limitless』(15年)、『The Earth Embraces Us All』(16年)、『Or Jupiter and Moons』(18年)と立て続けに強力なアルバムを発表。イタリアのパワー・メタルという印象通りのパワフル、シンフォニック、キャッチーなスタイルで、ヨーロッパを中心に大きな人気を博していった。そしてついにはオーストリアの大手、ナパーム・レコーズと契約。20年には5枚目のアルバム『Viridian』をリリースしている。
もともとリリース・ペースの早いテンペランスだが、この度早くも6枚目となるアルバム『ディアマンティ』が発売となる。分厚いヴォーカル・ハーモニー、キャッチーなメロディ、シンフォニックなアレンジメント、そして長い楽曲。本作にはいつも通り、イタリアン・パワー・メタル・ファンが求めるものすべてが詰まっている。テンペランスのトレードマークである男女掛け合いヴォーカルに、さらに磨きがかかる。彼らのスタイルを描写するには、「エピック」という言葉が一番だろう。これぞイタリア、これぞパワー・メタル!!ヘヴィメタル・ファンなら、これを聴かずにはいられない。
ミックスとマスタリングを手がけたのはヤコブ・ハンセン(ヴォルビート、エピカ、アマランス等)!
【CD】【2021/11/26】