※公演が間近に迫っておりますため、2025/6/18以降のご注文に関しては全て「現金支払い」「会場お渡し」とさせて頂きます。
会場受付にてお支払い→チケットお渡し→整理番号順でのご入場 となります。
なお本商品の前売り販売は2025/6/20(金) 15:00をもって販売終了となります。以後お求めの方は会場にて当日券販売をご利用ください。
THE TRIPLE AXE ATTACK IS BACK!
メタル・コーリング再び!
USパワーメタルの雄、トリプル・ギターの伝承者、レザーウルフが遂に初来日!
LAメタル全盛期に、欧州テイスト漂うメロディックなパワーメタルで注目を集め、多くのファンを獲得したレザーウルフ。再結成を経て、遂に待望の来日公演を行います。
メンバーチェンジを重ねた結果、デビュー当時からのオリジナルメンバーはドラマーのディーン・ロバーツのみとなりましたが、彼らの代名詞であるトリプル・ギターと、湿り気を帯びた往年のパワーメタルサウンドは健在です。
来日を記念し、デビューミニアルバムをリマスター&紙ジャケット仕様で、ボーナストラックを追加したフルアルバムとしてリリース予定(5月下旬〜6月上旬予定)。
ベストな選曲によるライヴにご期待ください!
【公演日程】
◆2025年6月21日(土) LEATHERWOLF
Opening Act:HELL FREEZES OVER / LOVE MACHINE TOKYO / RisingFall
会場:東京・新宿 HOLIDAY SHINJUKU
開場 17:00 / 開演 17:30
◆2025年6月22日(日) LEATHERWOLF
Opening Act:HELLHOUND / JEALOUS WILD
会場:東京・新宿 HOLIDAY SHINJUKU
開場 17:00 / 開演 17:30
前売(各日):9,500円(税込)
当日:9,800円(税込)
※当日公演入場時、別途ドリンク代が必要です。
【ミート&グリート】
両日とも、限定人数で開催いたします。
料金:6,000円(税込)
※ドリンクは含まれません。
※ミート&グリートにご参加いただくには、当日のライブチケットが必要です。ミート&グリート単独での入場はできません。
※ショッピングカート上での表示価格が6,001円となってしまいますが、仕様によるものです。お振込の際は6,000円でお手続きください。
【チケット購入について】
DISK HEAVENショッピングカート、または各オープニングアクトのサイト・ライヴ会場にてご購入・ご予約いただけます。
※ショッピングカート上の販売価格欄に表示されている金額(9,500円など)が異なる場合がありますが、各項目のカートにて正しい価格が表示されますので、そちらをご確認ください。
※ミート&グリートチケットでは、カート上の仕様により1円の端数が発生しますが、お振込み時には切り捨ててください。
【初めてご利用の方へ】
DISK HEAVENのホームページ左上「
新規会員登録はこちら」より、会員登録の上ログインしてお手続きください。
【送料・支払方法に関するご案内】
クレジットカード決済の場合
→ 送料250円がかかります。「配送方法を選択してください」の欄で「ゆうパケット」をお選びください。
銀行振込の場合
→「おまかせ」をお選びいただくと、送料は無料です。ゆうパケットで発送いたします。
日時指定をご希望の方
→「ゆうパック・佐川急便・ヤマト運輸」のみ対応可能です。別途送料が加算されます。
代引きをご希望の方
→ カート上では決済手数料が無料と表示されますが、送料250円+代引手数料350円=合計600円(税込)が別途必要となります。
【発送について】
ご入金順に整理番号を付与いたします。
※銀行により反映までの時間に差がある場合がございます。
※ご入金確認済みの方には、デザインチケットの用意が出来次第、順次発送する予定です。
※発送には、追跡可能な「ゆうパケット」を使用いたします。
※お振込先は、ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行・PayPay銀行をご用意しております。同銀行間での送金は無料または格安となっております。ぜひご活用ください。
※チケット発送は入金確認後、銀行の表示順に発送いたしますが、銀行間の違いや送金方法により、若干のズレが生じる場合があります。他銀行からの振込では、週末の入金が月曜反映となる場合があります。ご了承下さい。
【重要】
・銀行振込をご選択の方には、送料当方負担で発送いたします。
・「おまかせ」選択で金額が正しく表示されます。
・クレジットカード決済の方は「ゆうパケット」を選択し、送料250円が加算される設定となります。
・誤って送料有りを選択された場合は、お振込の際に正しい金額(送料分を引いた金額)でお手続きください。連絡は不要です。
・金額に誤差があった場合、後ほど調整のメールをお送りすることがあります。
・クレジットカード決済で送料未加算となっていた場合は、当方にて修正させていただきます。
※チケット購入後の変更・キャンセル・払い戻しは、催行の有無に拘らず、当社の責めに帰すべき事由がある場合を除き、一切できません。予めご了承ください。
※店頭受取はディスクヘヴン名古屋店のみ可能です。ライヴハウスでは受け取れません。
送料選択ミスが多発していますので、ご確認のうえ正しく選択をお願いいたします。
※少額の過剰入金については返金いたしかねますのでご了承ください。
来日メンバー、ライナーノーツから掲載!
*ディーンさん、こんにちは。調子はどうですか?
ハロー!元気だよ。日本に行く前にまだまだ準備する事が沢山有って大変だよ。
*今回、LEATHERWOLFの1985年リリースのファーストアルバム「Endangered Species (Leatherwolf)」が、LEATHERWOLFの初来日ツアーを記念して、日本でも初めてCD化され発売されますね。
その通りだ。実は、この再発売はずっと待ち望まれていた事なんだ。アルバムは長い間どこでも発売されていなかったからね。だから、このリリースが僕らの初来日公演の記念盤になるなんて、最高のタイミングじゃないか。
*LEATHERWOLFは、遂に6月21日と22日に東京のHOLIDAY新宿で、2日間、初めての日本公演を行います。どんな気持ちでしょうか?
ご想像の通り、私たちが長い間待ち望んでいた日本での公演が実現するので、本当に興奮しているんだ。 ‘80年代にアイランド・レコードから2枚のアルバムをリリースしていた頃に実現するべきだったのだが、どういうわけか実現しなかったからね。‘80年代と’90年代には沢山のアメリカのバンド達が日本に行ったんだけど、私たちは実現出来なかったんだ。1990年代後半にLEATHERWOLFが再結成してからは、日本で演奏することは常に目標だったんだよ。でも残念な事に『World Asylum』をリリースした時にもそんな機会には恵まれ無くて、『Kill The Hunted』でも実現しない感じが少ししていたんだけど、遂に実現するんだ!遅かったけど無いよりはずっとマシだからね!
*バンドの現在の状況はどうですか?現在のメンバーについて教えて下さい。
知っての通り、1970年代、’80年代、’90年代のロック黄金時代と比べると、現在の音楽業界の状況ではバンドを維持するのは容易では無いんだ。LEATHERWOLFの現在の中核メンバー4人は、既にもう何年も一緒に活動しているけど、私が唯一のオリジナルメンバーなんだ(理由は長くて複雑な話だ)。私たちのバンドで次に一番長く在籍しているギタリストのロブ・マスは、2012年頃からプレイしているよ。ロブはPLAYER(”Baby Come Back”のヒットで有名だね)やSOUL SIGN(元Yngwieのヴォーカリスト、マーク・ボールズが参加のバンド)でも演奏しているよ。2人目のギタリスト、ルーク・マンは2017年に加入したんだ。以前はオレンジカウンティのベテラン・バンド、AUGUST REDMOONでレコーディングをしてたし、RAILGUNというスラッシュ・メタルバンドを組んでいた事も有るんだ。ヴォーカリストのキース・アダミアックは、LEATHERWOLFのオリジナルのヴォーカリスト、マイケル・オリヴィエリとバンドが3度目の袂を分かった後、2019年に加入したんだ。キースはNINJA GANDHIという別のバンドでも活動しているよ。3人目のギタリストとしてギャレット・フラッツケ、ベーシストとしてカート・スコリッチが最近加入したんだ。ギャレットはモンタナ州出身で、彼を知っているルークを通して私たちの目に留まってね。でも彼は本当に入ったばかりのメンバーなので、私は彼の音楽歴については全然知らないんだ。カートとは40年来の古い友人だよ。彼はかつて、オレンジカウンティ出身の別のバンド、ENTICIERでベースを弾いていたんだ。彼らは1988年にKNACがスポンサーとなったコンピレーションアルバム『Son of Pure Rock』に1曲収録されていたよ。それに、現在はSTEEL PANTHERでマイケル・スターとして活躍しているラルフ・マイケル・サエンツともしばらく一緒に演奏し、HANG M HIGHというバンドにも在籍していたね。
*ではその日本での初公演はどんな感じになりそうですか?
LEATHERWOLFスタイルの、とにかく全力投球のヘヴィメタルになるよ。私たちは常にギミックに頼るのでは無くて、音楽にモノを言わせて来たし、それは今もずっと変わらないんだ。日本でのセットリストはまだ完全には決まっていないけど、ファンの皆には、最初の3枚のアルバムを中心に、勿論、最新アルバム『Kill The Hunted』からの曲、そしてもしかしたら『World Asylum』から1、2曲を演奏する事を期待してくれれば良いと思うんだ。デビュー40周年ということも有って、”Spiter””Kill And Kill Again””Season of the Witch”といったデビューEPからの曲たちも必ず演奏するよ。
*アルバムについてお話する前に、あなたが1981年にLEATHERWOLFに加入した経緯をお訊きしたいと思います。
当時のメンバーは、マイケル・オリヴィエリ、マット・ヒューリック、キャリー・ハウ、ジェフ・ゲイヤー、そしてあなたでした。メンバーになった経緯や、メンバー構成が固まった経緯について何かお話いただけますか?
LEATHERWOLFは、元々は、それぞれ別の高校に所属していた2つのライバルバンドのメンバーが合流したことから始まったんだ。キャリー(ハウ)と私は一緒にバンドを組んでいたんだ、ジェフ(ゲイヤー)と、バンドのオリジナル・ベーシストであるジェローム(セヴェリン)も一緒にバンドを組んでいたんだよ。ジェフはマイクを学校時代から知っていたけど、彼が参加するのは1年ほど後の事で、当初はギタリストとしてだったんだ。マイクがヴォーカリストになる前に、ジェフの弟のウェンデルを含めて、6人程のヴォーカルを試したと思うよ。結局、メンバーの誰かが歌わなければならなくなって、マイクがその役を担うことになったんだ。そしてマット(ヒューリック)がジェロームの代わりにバンドに加入して、それがデモとその後のEPをレコーディングしたラインナップになったんだ。
*1983年のデモで既にトリプルギターを使っていましたね。あれは意図的だったんですか?当時はトリプルギターのバンドは存在しなかったと思います(サザンロックバンドやブルー・オイスター・カルトを除いては)。
信じられないだろうけど、ギターを3人が弾くというアイデアは、私たちが一緒に演奏し始めた頃にリリースされたばかりのアル・ディ・メオラ、ジョン・マクラフリン、パコ・デ・ルシアのアルバム『Friday Night In San Francisco』(1981)に全員が夢中だった事から影響されたんだ。あのアルバムには私たちは驚かされたよ!特にジェフは、元祖シュレッダーのアル・ディ・メオラのような、異次元レベルのギタリストに夢中で、”Race With the Devil On A Spanish Highway”(注:RIOTもアルバム Privilege of Power でカヴァー)という曲が大好きだったんだ。彼はメタルの範疇で、それに寄せたようなサウンドを思い描いていたんだよ。最初はジェフとキャリーの2人のツイン・ギターだけだったんだけど、3人目を足したギター・ハーモニーがどんなサウンドになるか模索したくなり、そこでマイクも加わったんだ。 「トリプル・アックス・アタック」というキャッチフレーズを思いついたのもジェフだったんだ。実は、私たちがLEATHERWOLFと名乗る前から使っていたんだよ。
*それでは、このアルバムについてお訊きしたいのですが、個人的にどう思われますか?
21歳でスタジオ入りしてレコーディングが出来たのは本当にクールだったよ。ジェフがEPに必要な曲を5曲だけ用意出来ていたんだ。そこで、エンジニアリングとミックスを担当してくれたランディ・バーンズと会ってレコーディングを始めたんだ。私自身も当時好きだった音楽のスタイルだったので、このレコードが大好きだし、現代でも通用すると思っているんだ。だから今でもライブで演奏しているよ。
*バンドはEnigma Recordsの子会社であるTropical Recordsと契約し、5曲入りEP「Leatherwolf」をリリースしました。この契約やリリースまでの経緯について何か覚えていることはありますか?
私たちは基本的に、当時私が住んでいたハンティントン・ビーチとガーデン・グローブ周辺のパーティーで演奏するカヴァー・バンドとしてスタートしたんだ。友人のマーク・チャドウィックが、ハンティントン・ビーチで毎年開催されるサーフィンの大会「Op Pro」での私たちの演奏を見てくれてね。彼はEnigma Recordsのロン・グーディーと知り合いだったので、彼に是非とも私たちの演奏を見に行くようにと勧めてくれたんだ。そして実際に見に来てくれてね。そこでロンは私たちのことを気に入ってくれて、Enigma Recordsを通して流通販売されていたTropical Recordsのマーク・アヴネットを紹介してくれたんだ。契約はすぐに締結されたけど、当時はオリジナル曲が3曲しかなかったと思うんだ。”Spiter”と”Season of the Witch”と”Kill And Kill Again”の3曲だったはずだ。だから、EPにするにも更に数曲必要でね。その上大きな問題が起きて、丁度その頃、私がバイクで深刻な事故をやってしまったんだ。完全に回復してドラムを叩けるようになるまで、1年近くレコーディングを中断せざるを得なかったんだ。だけどバンドのメンバー全員が私を支えてくれて、復帰させてくれたんだ。あの辛い時期に友人でいてくれた彼らには、今でも感謝しているんだ。
*その後、1985年にレコード会社はイギリス、ドイツ、日本で9曲入りのフルアルバム『LEATHERWOLF』をリリースしました。また、イギリス版Heavy Metal Americaのアルバムは『Endangered Species』というタイトルでした。この一連のリリースの経緯について教えていただけますか?
1984年にEPをリリースした直後、レコード会社からワールドワイドでリリースする為にフルアルバムにするので更に曲を追加する必要があると言われてね。しかし、もう曲のストックが無かったので、スタジオに戻る前に大急ぎで4曲をまとめなければならなかったよ。TropicalがなぜLPに別のタイトルを付けなかったのかは分からないけどね。2つのアルバムを区別するためにそうすべきだったと思うよ。とにかく、ドイツのSPV/SteamhammerはLPを「Leatherwolf」というタイトルでリリースしたんだ。アメリカのTropicalと同じでね。でも、イギリスのHeavy Metal Americaは少し賢かったみたいで「Endangered Species」という別のタイトルを付けて出したんだ。でもそれを私たちが知ったのは、多分随分と後になってからだったと思うよ。そして日本では、アルバムはジャケットを変えて発売されたので、元のEPとは簡単に区別が出来たんだ。
*当時でも、LEATHERWOLFはカリフォルニア出身でしたが、バンドの音楽は当時の他のLAメタルのブームとは違っていて、より本格的でヨーロッパ的な雰囲気を持っていました。これは意図的なものだったのでしょうか?
意図的にそうしたわけでは無くて、普通に当時の私たちが好んでいた音楽を反映したものなんだ。勿論、VAN HALENのようなアメリカのバンドも好きだったけど、JUDAS PRIEST, IRON MAIDEN, SCORPIONS, BLACK SABBATH, LED ZEPPELINといったヨーロッパのバンドに夢中だったからね。最初の頃にはこれらのバンドのカヴァーをやっていて、それが自分たちの曲作りを始めるにあたって、自分たちの作風に影響を与えていたと思うよ。
*その後、(マット・ヒューリックがSTRYPERに行き、代わりにBLACK SHEEPのポール・カーマンが入り)1987年にLEATHERWOLFはアイランド・レコードからアルバム『Leatherwolf』をリリースしました。このアルバムもバンド名をタイトルにしていました。一部のファンは戸惑ったかもしれませんが、メジャーレーベルからの初リリースだったからでしょうか?日本では、このアルバムの代表曲を冠した邦題『メタル・コーリング』というタイトルが付けられました。バンドはこれをファーストアルバムと認識しているのでしょうか?それともセカンドアルバムと認識しているのでしょうか?
『Metal Calling』ってマジ?! 初めて知ったよ!でも、アイランドでのファーストアルバムを『Leatherwolf』と呼んだのは、明らかに愚かで、余計な混乱を招いたよね。一体何を考えていたんだろうね!? アルバムタイトルについてはアイランドに責任は無いんだけどね。ただ、私たちがその点を軽視していただけなんだ。いずれにせよ、1985年にTropical Recordsからリリースされた今回のフル・アルバムが、私たちにとってのデビューアルバムであり、アイランドの1987年アルバムはデビューでは無いよね。ライブでも必ず85年のアルバムの曲を演奏してきているんだ。
*1989年にリリースされた『Street Ready』もヒット作で、『Hideaway』がMTVで放送されましたね。当時のバンドとシーンの状況はどんな感じでしたか?
素晴らしい時代だったね!ヘヴィ・メタルが全盛で、ラジオやMTVでオンエアされまくっていたんだ。まるで終わりのないパーティーのようだったよ。それに、私たちもパーティー三昧だったからね。私もやり過ぎたよ!私たちは『Street Ready』に大きな期待を寄せて、これが大ブレイクになると信じ切っていたんだ。しかし、それが十分に叶わなかったことで、フラストレーションが溜まり始めて、バンド内がギクシャクしてきて、酒とドラッグとかによってさらに悪化してしまったんだ。最終的に、ポール(カーマン)と私はバンドから追い出されたよ。そして他のメンバーはHAIL MARYという名前に変えてGUNS ’N’ ROSESのブームを追いかけたんだけどね、レコード契約も出来なかったんだ。
*その後、色々有って、バンドは1999年に再結成し、2023年に16年ぶりのアルバム『Kill The Hunted』をリリースしました。現在、デビュー当時からバンドに在籍しているのはあなただけですが、この長い道のりを振り返ってどう思いますか?
実は、2006年にウェイド・ブラック(元CRIMSON GLORY)をヴォーカルに迎えてオリジナル・アルバム『World Asylum』をリリースし、その後マイケル・オリヴィエリが再加入してヴォーカルを再び担当したいという熱意を受け、2008年に再録アルバム『New World Asylum』として自主でリリースしているんだ。2013年には再び自主レーベルでライヴ盤の『Unchained Live』をリリースし、2022年にようやく新作の『Kill The Hunted』をリリース出来たんだよ。紆余曲折の連続で、本当に長い道のりだったんだ。
物事がこのように進み、他のオリジナルメンバーが何年もかけて脱退していったのには、しっかりとした理由が有るんだ。私自身がLEATHERWOLFの商標の権利を所有しているけど、折を見てそいつを取得しておいて本当に良かったと思っているよ。そうでなければ、このバンドは今頃存在していなかっただろうからね。
*LEATHERWOLFはトリプル・アックス・アタックで知られていますが、不思議なことに、現在LEATHERWOLFを率い、そのサウンドを受け継いでいるのはドラマーのあなたですね。
確かに、ドラマーの私が唯一のオリジナルメンバーというのは、外部の人から見ると一見奇妙に思えるかも知れないけどね、マイクと彼のバンド、ジェフとキャリーのバンド、そして彼ら全員が一緒にHAIL MARYとして活動してきたバンドを聴くと、LEATHERWOLFとはかけ離れている事が分かるよ。私は常にオリジナルLEATHERWOLFのサウンドと構想に忠実であり、「Kill The Hunted」はその証だと思うんだ。LEATHERWOLFのサウンドでなければ意味が無いんだ。
*元LEATHERWOLFのメンバーたちとは今でも連絡を取り合っていますか?将来再合流する可能性はありますか?
実は先日、何年も連絡を取っていなかったマイクから突然電話が有ったんだ。でも、普段は彼らの誰とも全く連絡を取っていないよ。長年の間に色々な事が有ったからね。とても公にする事が出来ないようなネガティブな出来事も重なって、私がオリジナルメンバー最後の一人になってしまったんだ。個人的には、元メンバー達との再結成は考えられないし、また一緒に演奏したいとも思っていないよ。
*ドラマーとしての視点は、サウンドに何らかの影響を与えていますか?
ある程度は影響を与えているけど、ギターほどででは無いかな。私のドラムスタイルは作曲に影響を与え、特定の曲のインスピレーションとなっていると思うけど、LEATHERWOLFの最大のトレードマークは、3本のギターの使い方、ハーモニーの書き方にあるんだ。
*アルバム『Kill The Hunted』は、‘80年代のサウンドと現代的な感覚を融合させ、よりアグレッシブなサウンドに仕上げた素晴らしいアルバムだと思います。如何ですか?
いい指摘だね!まさにそれが私たちが目指していたものなんだよ。『Kill The Hunted』は、アイランドと契約してサウンドがコマーシャル化される前のファースト・アルバムを彷彿とさせつつ、現代的なエッジを加えた作品だと思っているんだ。私はデビューアルバムこそがLEATHERWOLFの真髄を体現していると感じていて、まさにそういうタイプの作品を作りたかったんだよ。
*次のアルバムはどんな感じになる予定ですか?何か計画やアイデアはありますか?
次に制作を予定しているのはEPなんだ。かなり長編で、『Kill The Hunted』と同時期に制作を始めた新曲数曲と、往年の名曲の再録を収録する予定だよ。どの曲が収録されるかはまだ決まっていないけどね。昔の曲を再録しようと思ったのは、バリー・スパークスが『Kill The Hunted』用に送ってくれたベーストラックが有ってね、あまりにも素晴らしかったからなんだ。『Kill The Hunted』のラインナップと、現代のより良いプロダクションで、これらの昔の曲がどんな風に聴こえるのか出来栄えを知りたくなったんだ。『Kill The Hunted』にゲスト参加してくれたジョエル・ホークストラもこれらのトラックに参加していて、新曲の1曲にはジョージ・リンチも参加しているよ。
*そして今回の「Kill The Hunted Tour in Japan 2025」は、LEATHERWOLFにとって初の日本ツアーとなります。日本のファンの皆さんへメッセージをお願い頂けますか。
日本の皆、皆に会って演奏するのが待ちきれないよ。本当に長い間待ち望んでいたんだ!忘れられないLEATHERWOLFのメタルの一夜を届けたいと思っているよ。長年のサポートを本当に有難う!
*本日は有難う御座いました。
Domo Arigato!