私の叫びが聞こえるか
イタリア出身の男女混成ゴシック・メタル・バンドのパイオニアが現代社会に物申す
『デジタル世界に閉じ込められた人間の混乱と自分を取り戻そうとする必死の叫び』
をテーマにしたダークで美しい世界観を表現した作品が誕生
●イタリアが誇るゴシックメタルのパイオニア、ラクーナ・コイル。男女混成ヴォーカルのデュエットが強みであると言える。イタリアではトップバンドとして君臨し、ゴシックメタルだがオルタナティブ・メタル要素もありキャッチーな楽曲は全米チャートに入り、絶大な支持を得ている。
●10作目となる本作は、『Hosting The Shadow』には、力強く感傷的なシャウトが特徴のLAMB OF GODのランディー・ブライ、『In The Mean Time』には、メタル界のレディー・ガガと言われ、強烈なオーラを放つNEW YEARS DAYのアッシュ・コステロがゲストとして登場。言うまでもなく、ランディーは今やメタル界の顔となっている人物であり、アッシュはシンガーとしてだけでなく、ファッションやビジュアルでも注目を集めている。そんな二人が加わったダークで感傷的な曲は要チェックだ。
●今回のアルバムは「ソーシャルメディアによりゾンビに近づくデジタル世界に閉じ込められた人間の混乱と自分を取り戻そうとする必死の叫び」をテーマに構成されており、ダークで美しい世界観が表現されている。『Oxygen』の冒頭からパンチの効いたアンドレアのグロウルとクリスティーナの哀愁漂うクリーンボイスのデュエットに、ドラマティックで重厚なサウンドは、思わず頷いてしまう。
<LINE UP>
Marco Coti Zelati マルコ・コッティ・ゼラッティ – Guitars / Bass / Keyboards / Synthesizer
Cristina Scabbia クリスティーナ・スカビア – Vocals
Andrea Ferro アンドレア・フェロー – Vocals
Richard Meiz リチャード・メイズ – Drums / Synthesizer
Tracklist
1 The Siege
ザ・シージ
2 Oxygen
オキシジェン
3 Scarecrow
スケアクロウ
4 Gravity
グラヴィティ
5 I Wish You Were Dead
アイ・ウィッシュ・ユー・ワー・デッド
6 Hosting The Shadow
ホスティング・ザ・シャドウ
7 In Nomine Patris
イン・ノミネ・パトリス
8 Sleepless Empire
スリープレス・エンパイア
9 Sleep Paralysis
スリープ・パラリシス
10 In The Mean Time
イン・ザ・ミーン・タイム
11 Never Dawn
ネヴァー・ドーン
【CD】【2025/02/12】