ガンズ・アンド・ローゼズの輝かしい音楽的レガシーを称え、バンドが1991年にリリースしたマルチ・プラチナ認定アルバム『ユーズ・ユア・イリュージョン I』の発売30周年を記念したCD2枚組のデラックス・エディション。

ガンズ・アンド・ローゼズの待望の3作目及び4作目のスタジオ・アルバムとなった『ユーズ・ユア・イリュージョン I』と『ユーズ・ユア・イリュージョン II』は、元々1991年9月17日に同時リリースされた作品。『GN'Rライズ』と『アペタイト・フォー・ディストラクション』の途方もない成功により、それに続くアルバムを制作することはバンドにとって非常に手強い課題であったにもかかわらず、ガンズ・アンド・ローゼズはそれを見事に実現したのみならず、2作もの新しいスタジオ・フル・アルバムを同時リリースし、世界を驚かせた。両アルバムの発売後、『ユーズ・ユア・イリュージョンI』が全米チャート（ビルボード200）で2位を、そして『ユーズ・ユア・イリュージョンII』が1位を同時に獲得するワンツー・フィニッシュを達成。発売後2時間で50万枚以上を、発売後1週間で前者は68万5000枚、後者は77万枚以上を売り上げたと推定されている。
『ユーズ・ユア・イリュージョン I』には、ポール・マッカートニーの「リヴ・アンド・レット・ダイ」の大仰なカヴァーや、全米トップ10ヒット「ドント・クライ」、そしてNPR（ナショナル・パブリック・ラジオ：公共ラジオ放送）に「究極のハード・ロック・パワー・バラードの1つ」と評された、彼らの90年代の代表的アンセムかつMTVの定番曲「ノーヴェンバー・レイン」等を収録。全米チャート（ビルボード・ホット100）で3位に輝き、計30週間チャートインを果たした「ノーヴェンバー・レイン」は、90年代のビデオとして初めてYouTubeでの10億ビューを記録し、現在その再生回数は20億ビューに迫っている。その「ノーヴェンバー・レイン」については、今回、グラミー賞受賞・エミー賞ノミネート作曲家クリストファー・レナーツが新しく2021年にレコーディング・指揮・編曲を手掛け、50人編成の生オーケストラを初フィーチャーしたヴァージョンが史上初めて収録される。
　ディスク1には、オリジナルのステレオ1/2インチ・アナログ・マスター・テープから初めて96kHz/24bitのハイレゾに変換した音源を完全リマスター化し、44.1kHz/16bitのCDに収めたオリジナル・スタジオ・アルバム『ユーズ・ユア・イリュージョン I』を収録。さらに今回は、グラミー賞受賞・エミー賞ノミネートの作曲家クリストファー・レナーツが指揮・編曲を手掛けた50人編成の生オーケストラによる新録版「ノーヴェンバー・レイン（2022 ヴァージョン)」も初披露されている。 ディスク2には、1991〜1992年の〈ユーズ・ユア・イリュージョン・ツアー〉中に録音した、ロンドン、パリ、リオデジャネイロ、ニューヨーク、ラスベガス公演の未発表ライヴ音源を収録。レニー・クラヴィッツがゲスト参加した「オールウェイズ・オン・ザ・ラン（ライヴ・イン・パリ - 1992年6月6日)」を含む全13曲には新たにミックスが施されており、増補したアートワークと未発表写真・画像を掲載した24頁のブックレットが付属している
【CD】【2022/11/11】