2003年のアルバム『アブソルーション』から2018年の前作『シミュレーション・セオリー』まで6作連続で全英アルバム・チャート1位獲得と、まさに無双のロック・トリオとしてここ日本でも絶大な人気を誇るミューズが、待望のギター・サウンド満載のアルバムを引っ提げてシーンに帰還！通算9作目の今作では、エレクトロ・サウンドを果敢に取り入れた前作から一転、ミューズらしいロックに回帰しながらも、時代と向き合った彼らの先進性が見事に融合した完全無欠の内容に仕上がっている。先鋭的グラム・ロック、80sライクなシンセ・ポップ、そしてピアノ・バラードと幅広いサウンドを持ち、彼らがリスペクトするクイーンの影響も随所に感じられる作品となった。徹底してヘヴィに攻めるメタリックなサウンドと凍えるような切なさを湛えた美しいラヴ・ソングという「静」と「動」の差が激しくある中でも、万能型ポップ・センスも決して失わないバンドは今彼ら以外には存在しないだろう。また、現代社会の閉塞感、歪み、いじめ、権威主義、戦争、感染症など、世界中ではびこる様々な危機から触発された歌詞も作品に深みを与えており、勇気を奮い立たせてくれるようなフレーズの数々が世代も国境も越えて共感を呼ぶこと必至だ。日本のみ、ソニーミュージック移籍第1弾！
【CD】【2022/8/26】
