イギリスで結成され、NWOBHMの遺伝子を色濃く受け継いだ正統派メロディック・ロック・バンドとして高い評価を得たLIONSHEARTのデビュー作(1992年リリース)。デビュー・アルバムにしてバンド最高傑作と名高く、そのHR/HM史に名を遺す不朽の名作が遂に再発。
LIONSHEARTはマーク＆スティーヴのオウアーズの双子兄弟により結成され、その後元GRIM REAPER, ONSLAUGHTだったスティーヴ・グリメットが合流。セルフ・タイトル名義のデビュー・アルバムとして1992年にリリースされた（日本盤は93年初頭）のが本作である。そのアルバムの中でも収録曲『キャント・ビリーヴ』が、当時の日本のメロディック・ロック・マニアから注目されるや否や、瞬く間に日本で大ヒット。アルバムも驚異のセールスを記録した。バンドは90年代をけん引するブライテスト・ホープのバンドとして一躍脚光を浴びる。
オリジナル・リリース後約30年を経て日本では初の再発。また今回の再発に際して本作はリマスター仕様、かつSHM-CD仕様になっている。そして今回はオウアーズ兄弟が本再発のために提供してくれた、デモ・ヴァージョンをボーナス・トラックとして1曲を追加収録しており、コレクターには嬉しい仕様となっている。
またこの作品と同日でスティーヴ・グリメット関連の名作タイトル、ONSLAUGHTの『In Search Of Sanity』、GRIM REAPERの『See You In Hell』,『Fear No Evil』,『Rock You To Hell』も同時再発リリース。ブリティッシュ・メタル・ファン、そしてグリメット・ファンは注目してもらいたい計5タイトルが一挙再発となる。
【CD】【2022/7/20】
