カダヴァーのリーダー、アンダース、そして永遠の名作『Deathcrush』期のメイヘムに参加していたマンハイムとメサイアによるブラック・メタル・バンド、オーダーがセカンド・アルバムをリリース！洗練とは程遠いシンプルでブルータルな潔さ。これこそ本来のブラック・メタル！！
ノルウェーのブラック・メタル・バンド、オーダーは13年、カダヴァーのアンダース・オデン（G）、レネ・ヤンセン（B）、そして『Deathcrush』期のメイヘムに参加していたチェティル・マンハイム（Dr）、ビリー・メサイア（Vo）という伝説的な4人が集まって結成された。だがその翌年、ヤンセンが急逝するという悲劇に見舞われ、一旦このプロジェクトは頓挫。15年に新ベーシストを加え活動を再開した彼らは、17年『Lex Amentiae』でアルバムデビューを果たす。それから4年、ついに彼らのセカンド・アルバムがリリースされることになった。
『ザ・ゴスペル』と題された本作についてマンハイムは、デビュー・アルバムの出来には十分満足しているとしつつも、今回はレベルが違うと大きな自信を覗かせる。音楽的にも歌詞的にも、非常にパーソナルな作品となったという『ザ・ゴスペル』は、洗練とは程遠い作品。それはそうだろう。下劣なデス・メタルの権化とでも言うべきカダヴァー、そしてあの『Deathcrush』を作ったメンバーたちが集まって、お上品な作品など出来あがろうはずもない。ひたすらシンプル、そしてブルータル。その中に、妙なキャッチーさが光る。エクストリーム・メタルとは本来こういうものなのだ！
本来の意味でのブラック・メタル、デス・メタルが好きならば、『ザ・ゴスペル』は必聴！
・日本語解説書封入
・歌詞対訳付き
【メンバー】
チェティル・マンハイム（ドラムス）
ビリー・メサイア（ヴォーカル）
アンダース・オデン（ギター）
ストゥー・マンクス（ベース）
【CD】【2021/10/01】
