群雄割拠のスウェーデン産メロディック・ロック・バンドの中でも安定した人気を誇るディグリードのヴォーカリスト、ロビン・レッドのソロ・アルバム。
ディグリードは2010年にデビュー。現在までに5枚のスタジオ・アルバムを発表し、いずれもメロディック・ロック・ファンから好評を博す。その原動力のひとつにはロビン・レッドのヴォーカルがある。ロビンは元H.E.A.Tのエリック・グロンウォールや、アート・ネイション及びクラウンのアレクサンダー・ストランデルを輩出したスウェーデンのタレント発掘番組『Idol』出演経験のある実力者である。
幾分モダンな感触のあるディグリードのメロディック・ロックよりは、どちらかと言えば80年代的なクラシックなAOR/メロディック・ロック・サウンド。哀愁も湛えながらも爽快感も感じられるサウンドに明るめなロビンの歌声が乗る作品。
プロデューサー兼共同ソングライター兼ギタリストとしてH.E.A.Tのデイヴ・ダロンが全面協力。H.E.A.Tのメイン・ソングライターであり、近年ではプロデューサーとしての腕前も高く評価されるようになったデイヴの貢献度は高く、アルバムをより魅力的なものにしている。
日本盤ボーナストラック収録。
【CD】【2021/09/17】