イタリア産メロディック・ロック・ユニット、プラテンズの7年ぶりとなるサード・アルバム。
ザイ・マジェスティというイタリア出身のメロディック・メタル・バンドの初代シンガーだったダリオ・グリロによるユニット。2004年にイタリアの名門Frontiers Recordsからデビュー・アルバム『BETWEEN TWO HORIZONS』(日本未発売)でデビュー、2014年には10年ぶりのセカンド・アルバム『アウト・オヴ・ザ・ワールド』をリリースし、メロディック・ロック・ファンを中心に話題となった。近年はプロデューサーやソングライター業をメインに活動をしていたが、久しぶりのアルバムを制作。本作は7年ぶりのサード・アルバムとなる。
メロディック・メタルの要素も持つ、煌びやかで力強さも併せ持つメロディック・ロック。デビューから17年で3作目とかなりの寡作振りだが、その高クオリティなメロディック・ロック・サウンドは不変。ファンの期待に大いに応える完成度を誇る。
どの曲でも確実に耳を捉えるフックや爽快感や高揚感を誘うメロディを持ち、それを歌い上げるダリオ・グリロの力強くも哀愁のある歌声が曲を魅力的に引き立てている。
【CD】【2021/07/21】