2017年にセルフ・タイトルのアルバムで鮮烈なデビューを果たし、瞬く間にメロディック・ロック・ファンを虜にした、イギリス出身ミッドナイト・シティの、前作から2年半ぶりとなるサード・フルレンス・アルバム。アヴァロン・レーベル移籍第一弾作品。
80年代グラム・メタルやスタジアム・ロックをオマージュした、メロディアスでキャッチーさが最大の特徴。この道の元祖であるボン・ジョヴィ、モトリー・クルーやデフ・レパード、最近で言えばクレイジー・リックスなどのファンに親和性が高い。
バンドは既に最新作からオープニング・ナンバーとなるシングル「クローリング・イン・ザ・ダート」を発表。アップテンポでシンガロング・タイプであるこの曲は、間違いなくライブ映えするエネルギーを持っている曲である。また同曲のMVも同時に公開され、イギリス人らしいユーモアのセンスに溢れた特徴のある映像となっている。
セカンド・アルバム「ゼア・ゴーズ・ザ・ネイバーフッド（2018）」発表後かつ、デビューから2年後の2019年には早くも東京・大阪の2公演を伴う初来日を果たし、ファンの前で熱演を披露した。ファンからの熱いサポートに感動したバンドは、本作の日本盤ボーナス・トラックに、その時の感動を描いた楽曲「ガールズ・オヴ・トーキョー」を収録。これはバンドから日本のファンへの感謝を示すスペシャルな贈り物である。
【CD】【2021/5/26】
